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2021/12/01

東京都庭園美術館にてワークショップ

東京都庭園美術館にてワークショップ

ワークショップの紹介はこちらのページ

東京都庭園美術館で開催された「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」展に関連した子ども向けワークショップの講師をつとめました。作品鑑賞&庭での自然観察を取り入れたワークショップをやってみようということで11月20日に開催しました。

 ボタニカルアートってどんなものだろう、ということを作品鑑賞しながら参加者と一緒に考えた後、庭で植物を「よーくみる」の方法やポイントをいくつか体験。今回は植物の葉っぱに注目し観察したい葉っぱの採集も行いました。私からは生け垣でおなじみのドウダンツツジ、春は大注目なのに他の季節はなかなか気づかれないサクラ、紅葉が見頃のイチョウの葉を紹介しました。

 室内に戻って各々選んだ葉の観察。庭で共有した「風」「鳥」「アリ」といった自然物の視点から発想した観察方法で色(美味しい実を見分けるような鳥の視点)、形(広く自由に動く風の視点)、細部(葉の上を歩きまわるアリの視点)を一枚の画用紙上に表現しボタニカルアートを完成させました。

 自らボタニカルアートに取り組んでみたことで、展示作品のボタニカルアートの一例「色を塗ってあるところとないところがある」といったポイントにはっと共感するような子や、展示作品で目に留まった光の描き方に注目しツヤのある葉を庭から選んで実践してみようとする子がいたりと庭園美術館のフィールドならではのワークショップの時間となりました。

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