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意識の散歩 -手に入れたくしゃくしゃの地図の上-

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地面の道は一体どのようにしてできたものなんだろうか。また人はなぜ意識の中に道を描こうとするのだろうか。 私がTURN に関わるようになってから気になりだした「道」というテーマと普段の自然観察で意識するようになった 地面の形的なものを重ねて発想した参加型作品。道の土台となるのは参加者それぞれの手の中から生まれる“くしゃく しゃの地図”。その場で一枚の紙をくしゃくしゃに(地図を手に入れるように)してからゆっくりと開き、その上を地面 に見立てる。ライトやルーペを用いて地面を観察し、小さくなった自分を想像しながらまだ誰も歩いたことのない地面 の上をペンを使って足跡をつけながら散歩してもらう。そこに現象として自ずと現れる道に名前をつけてもらい会場に 設置された棚の上に資料として保管する。 会場内には意識の散歩から発想したドローイングやコラージュ、標本(くしゃ くしゃの地図の山折り、谷折りを分析したもの、蟻によって残された道、川を想定して描いたもの)が展示されている。

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