works
workshop
“今日のかけらは物語のかけら”
2019
長崎県平戸島の根獅子(ねしこ)にて
太宰府アートのたね主催アートキャンプ
落ちてるものでフレーム作り、接着剤は重力、照明は太陽。暑くなったら海へ!
1泊2日の日程で海でのいろんなアクティビティをするなか、ビーチコーミングを取り入れたワークショップが出来ないか、というお題を頂き子どもたちが参加するこちらのキャンプにゲストとして参加してきました。
浜でのワークショップ自体は1時間程度でしたが、前日に私が浜で見つけた採集物を宿の倉庫のライトの下で鑑賞してもらったり、当日朝ごはんの後、子どもらが私より先に私の作業場所で待機して準備や試作を手伝ってくれたりしてそんな時間も楽しかったです。
【今日のかけらは物語のかけら】と題して、今日、もし、ここに来なかったら見つからなかった浜にある“かけら”を探して浜に展示。“かけら”、つまり何かの一部、というところがポイント。さらにみてもらいたい相手を考えてもらうというワークショップ。浜を歩くカニ、浜に吹く風、太陽などなどに鑑賞してもらいました。即席の展示フレームは大人チームが担当。見つけた証にキャプションにスタンプ(私がひろった採集物の中から選ばれた貝殻やキノコのようなスタンプ)をして展示完了。
ワークショップ終了後、透明度の高い浅瀬になんと、〇〇〇〇〇が!
調べてみると夏、大潮に浅瀬にやってくるらしくまさに今日は大潮。偶然見れたかもしれないけど大潮の今日だからこそ見れたもの。大きなサイクルを身近に体験できました。子どもらが見つけた色んなかけらも見つかるべくして見つかったような気もしてきて不思議な気持ちになりました。
そして根獅子でお世話になった地元の方々、私の倍くらいのお歳でもなんかチャキチャキしてて元気。手作りの押し寿司やサルトリイバラの葉で包んだ“かからだんご”めちゃ美味しかったです。