works
Installation
“ The world construction ”
2007
黒いクレパスで塗った黒いドーイング、模型、文章
都市との対話展/横浜 BankART Studio NYK
神戸 アートビレッジセンター
もし、この世界を私がつくりだし続けているというなら、その自己中心的路線の前に立ちはだかるものはない。しかし、すべてを建設しきれてはおらず自分でも把握しきれない設定力で世界を設定している。このように「世界は自分がつくりだし続けている」という感覚と自分で把握しきれる事実の間をつなぐはっきりとした未知はなく唯一未知でつながっている。未知でつながっているからこそその先を知ってしまうことに価値はない。道は欠けてしまって不安定である。私が世界をつくるのに模型をつくったとしてもそれも不安てある。一方、間近でみる高層ビル、大きな橋、またそれらの内部に自分が当たり前のようにはいっている事実がある。世界は滅茶苦茶で知ろうとしても知りきれない。はかりきれない。
黒い海は泳ぎきれない。