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Installation

“ ひろってはたどるような部屋 ”

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2015

東京都美術館 企画展「キュッパのびじゅつかん」

撮影:加藤 健

 “空の上の真っ暗闇ではぽつぽつと空いた穴のように星が輝いていたり、大きな音とともに空がひび割れたり、夕日が空を真っ赤に染めるような毎日が繰り返されている。そんな遠くの出来事を人は地上から眺めている。その地上では虫が葉っぱに穴を空けたり、ひび割れた卵の殻が落ちていたり、野の果実が競い合うように赤く染まろうとしている。それらは遠くの空の出来事とは違って手にとることができるし劣らず美しく奇妙である。それらをひろい集めてよく観察しているといろいろと思いつくことがあってその思いつきを絵のようなものや物語のようなものにして並べてみる。例えば、山を歩きながら集めてきた忘れてしまいそうな感覚を工作して標本にしたり、船で季節を航海するつもりになって春夏秋冬の自然物を集めるてみる。そんな地上の小さなプロジェクトによって地球の軌道をたどりながら痕跡を残すことができたら空の上の大きな出来事にも手が届きそうな気がする。”

 

 

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